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2013/03/24

咲いた咲いた 桜が咲いた!

咲いた咲いた 桜が咲いた! 春になり,まだ肌寒い日も多いのですが,対馬でも桜が咲き始めました。それでは今日は,桜の咲かせ方についてのレクチャーであります。僕はかれこれ20年ほど前から,行く先々の学校で儀式用の装飾桜を作り続けてきました。今回,最後の制作となりそうなので,記録として残しておきやしょう… それでは,あんまり興味のわくお話ではありませんが,どんぞぉぉぉぉ!

(1)取りあえず,完成図であります。こんな桜を咲かせます。0000(2)まずはベニヤに型どりです。以前のあまりを型として利用しています。ベニヤはカッターで切れるので一番薄いものがいいと思います。力の有り余っている方は,厚いものにチャレンジしてください。00010002
(3)ここからカッターで桜を切り出します。力を入れて2~3回線をなぞると切れるはずです。ただ,ベニヤにも当たり外れがあり,同じ厚さでも堅くて切れないものに当たったときは,…頑張るしかないです… トホホホホ…00030004
(4)さてさて,次は文字の準備です。昔懐かしいOHP(オーバーヘッドプロジェクター)が現役で活躍いたします。文字の大きさを決めるために,切り取った桜を置いたところに文字を投影します。00050006
(5)OHPで投影した文字を発泡スチロールの板に細いマジックで写し取っていきます。太いマジックを使うと,完成時に縁が黒く見えることがあるので,これはNGであります。0007
(6)さて,ここからがちょっと大変です。発泡スチロールを切る道具に「発泡スチロールカッター」がありますが,これは小さすぎて使い物になりません。そこで,電動糸鋸の本体に改造を加えて,発泡スチロールカッターを自作いたします。まぁ,簡単に言えば,電動糸鋸の刃の代わりに電熱線を付けて切ってしまおうということであります。0008
(7)ここで一工夫,ただ単に電熱線を付けてしまうと,機械本体が伝導体なので,電熱線だけに電流が流れず発熱いたしません。電熱線を挟むところは上下とも,ゴムを使って機械本体に電流が流れないようにします。ゴムは理科室にあるゴム管を利用しています。00090010(8)さて,流す電流ですが,これも理科室の「電源装置」を活用です。安定して電流を流してくれますし,万一の時もヒューズが落ちて安全を確保してくれます。0011(9)さて,それでは実際に切っていきましょう。ゆっくりと慎重かつ大胆に? 穴の開いている所などは,下から見たときに目立たない所から切っていくといいです。あとで上から金紙を貼るので全く気にしなくてかまいません。
00120013(10)こうして文字が完成です。0014(11)ここで作業が次の工程へと変わります。次は桜に彩色を施します。基本はピンクに塗っていくのですが,大きな白ペンキに赤ペンキを大さじすり切れ1杯ほどでよろしかろうと思います。ピンクというより白っぽいと思えるくらいが品よく仕上がります。面だけでなく縁もしっかり塗装します。乾いたらもう一度,結果2度塗りをします。ペンキが余っていたら,3度塗ってもいいと思います。でもきつくなるので,僕はたいがい2度塗りです。001500160017
(12)ここでまた工程が変わります。今度は切り抜いた発泡スチロール文字の装飾であります。文字の装飾には金紙を使います。そのまま貼っても綺麗なのですが,ここで一工夫! 乱反射を利用して,よりいっそう美しく仕上げます。まずは金紙をぐしゃぐしゃに揉み込んで,その後,破れないようにそっと広げていきます。綺麗になりますよぉ!0018001900200021(13)ここまでできたら後は切り抜いた文字をあてて型を取り,次に地道にはさみで切り取る作業です。少々の間違いはしわしわが吸収してくれるので,気にしないで切り抜きます。002200230024(14)次が文字の最後の工程です。この金紙を発泡スチロール文字の上に貼っていきます。接着は「木工ボンド」…乾くと透明になるので最適です。文字に木工ボンドを付けるときは短めのプラスチック定規が便利でした。定規に残ったボンドも,乾かすと綺麗にとれますよ。さて,ボンドを付け終わったら,取りあえず金紙を貼り付け,後はひっくり返してしっかり押さえつけましょう。 …で,金飾り文字の完成です。0025
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0029(15)さぁてと,お次は桜看板をステージに吊り下げるための裏面の加工です。角材を適当な長さに切って洋灯吊を取り付けます。あと,桜看板の裏に,角材を取り付ける位置をマークしておきます。00300031003200340035(16)いよいよ,この作業も佳境を迎えます。桜看板の見栄えを決定する一番の要因,スプレー塗装であります。まず中央に赤のスプレーで円形を塗装します。次に,赤が乾かないうちに黄色のスプレーで,赤の周りを塗装します。こうすることで赤と黄色が融合し,オレンジ色を境目にしたグラデーションが完成します。でも,何度やっても満足のいくものができるのは希であります。0036003700380039(17)ここまでできれば,いよいよこの桜と金文字と吊角材を合体させるという最後の作業です。まず金文字を木工ボンドで貼り付けます。1~2晩おき,乾いたところで吊角材を,おなじみの木工ボンドで印の所に貼り付けます。004000410042004300440045

作業工程はお好みや時間の都合で適当に変えていいのであります。とまれ,これですべて完成であります。あとは位置合わせをしながらステージに飾ればめでたしめでたし!!…

この桜は全13枚セットであります。「卒」「業」「お」「め」「で」「と」「う」+「修」「了」「進」「級」「入」「学」であります。先頭の二文字を交換することで3月末から4月はじめの行事に対応できます。

これまでにこの13枚セットを作ってきたのは,自分が勤めた学校や子ども達がお世話になった学校など,全部で10校,「卒業おめでとう」のみを作った学校が2校であります。以下その学校であります。(当時の学校名)

豆酘小瀬分校・厳原小学校・豊小中学校・平戸市志々伎小学校・平戸市志々伎小早福分校・平戸市紐差小学校・仁田小学校・佐須奈小中学校・久田小学校・久和小学校・比田勝小学校・大調小学校…

さて,もうこれを作ることは無いと思いますが… 後はどなたか後を継いで頑張ってくださいませませ… 長丁場,おつきあいいただき,有り難うございました。

「桜看板の作り方」(2013/03:対馬市厳原町大調小及び自宅にて撮影

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コメント

こんにちわ!
最後のご奉公、お疲れ様でした。(*^_^*)
長年にわたる功績に感服いたしますm(_ _)m

うちの技術科に紹介したいと思います(自分で作る気は無いとかぃ!…あはは)。

後輩達のために、本当にありがとうございます!

もっと何か紹介して(^^)/…簡単なモノを(^^;)

投稿: babacchi | 2013/03/26 09:37

よぉ,お久しぶりですBABACCHIさん! 年度末でバタバタですね! これ以上何を紹介しろとおっしゃいますか? あと僕が伝授できそうなのは「子作り」ぐらいですが,これを動画でアップすると… 離職が早まりそうなのでやめときます。 元気でガンバレよぉ!

投稿: anbow | 2013/03/26 18:42

(・∀・)イイ!ま~感心しますね。細かい作業を長年されていたとは・・・比田勝小でも咲きましたよ。2回。
私事ですが、息子も無事大高に合格し、親子で引越ししました。新生活の始まりです。

投稿: yamajunior mam | 2013/03/28 23:22

yamajunior mam さん,こんにちはです。 そっかぁ,もう高校生になるんですね。早いなぁ… 大高? …どっちにしても島外に出ちゃったんですね。お母さんも一緒に! 元気で頑張ってくださいね。対馬から応援していますよ。

投稿: anbow | 2013/03/31 15:47

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